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伊藤英里沙さん 総合プロコース第20期卒業

東日本大震災がきっかけとなりました

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9年ほどアパレルの広報の仕事をしていました。自分が良いと思ったものを誰かに伝える仕事をしたかったので、とてもやりがいを感じていました。夜も遅く多忙な毎日でしたが、その時は「仕事だけでいい」と思いこんでいたので、あまり気になりませんでした。

そんなとき、2011年3月11日の大震災が起こりました。服を売る仕事をしていたので、長い間「かっこ良い」が、私の中の最優先でしたが、ふっと虚無感に襲われたのです。「この非常時に私は一体何ができるのだろうか」という思いから、まるでポッカリと心に穴が開いてしまったようでした。

ある日の朝、通勤途中で聴いていたラジオの中で、アーユルヴェーダのことが話題にあがっていました。それまで、アーユルヴェーダと言えば、インド式痩身?エステの一種?くらいにしか思っていなかったのですが、現地スリランカには、大学や専門の病院もあり、医療として確立しているというではありませんか。驚きとともに、急激に興味が湧いてきたのです。

このままでいいのかという葛藤とともに

カレッジが会社の近くにあるというのを知り、すぐに山田校長の説明会に参加しました。アーユルヴェーダについて何も調べていないし、少しの知識も持たないまま、文字通り「飛び込んだ」状態で、校長のお話を伺いました。

アパレルの仕事は大好きで、このままずっとこの仕事を続けていくと思っていましたが、実際は帰宅が深夜1時〜2時になる毎日。まだ20代だったこともありなんとか乗り切っていましたが、実は身体に不調があらわれていました。原因不明の首の痛みに悩まされ、夜も眠れず、色々な病院を受診しましたが、どこへ行ってもストレス性と診断されて、睡眠導入剤と精神安定剤を処方されました。結局一度も服薬はしませんでしたが、流石にこれはまずいなと気づいたのです。山田先生にも、自分の身体やプライベート、さらに今後のキャリアについて、親身に相談にのっていただき、ようやく当時の働き方を変える勇気が湧いたのです。その後は退職も視野に入れて、時間的に無理のない業務に就き、一年間カレッジに通う生活が始まりました。

それまでの私は「かっこ良く生きる」「人からどう評価されるか」というのが基本ですから、まわりの目ばかりに意識が向き、全く自分自身を見ることがありませんでした。アーユルヴェーダに出会ったことで、人は生まれながらの体質や気質があり、その本質を大切にしながら、人や自然と係っていくことで、健康で幸せな生き方を手に入れることができるということがわかりました。好きなものを誰かに伝えたいという気持ちがベースにあるため、アパレルではなくアーユルヴェーダ、まさに「生き方の知恵」を伝え、まわりの人が幸せになる手伝いをする活動にシフトできたらと思ったことも、入学を決めたきっかけでした。

また、私はあまり悩み込むタイプではないのですが、周りで悩んでいる人が非常に多いことに気がつきました。まずは自分が深く勉強することで、その人たちの力になれたらという想いも芽生えてきました。

アーユルヴェーダに出会ってからの大きな変化

卒業後、自宅で友人やそこから紹介いただいた方々に施術をしてきました。続けているうちに「施術だけじゃなく、話に耳を傾けることが大事なのかもしれない」ということに気付きました。私自身が、がむしゃらに頑張った毎日から、無理をしすぎず頑張りすぎないライフスタイルに変化したせいか、自分の経験を話すことに抵抗がなくなっていました。すると、相手も悩みを打ち明けてくれるようになったのです。「不妊に悩んでいる」「流産経験がある」など、きわめてプライベートな悩みを打ち明けてくれる人たちが増えてきました。このようなクライアントのうちの3人が出産しました。会話を通じて心の状態が変化したからではないかと思っています。

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アパレル時代は、独身で、結婚・妊娠・出産にはほとんど興味がありませんでしたが、アーユルヴェーダに出会い、クライアントたちが妊娠出産に大喜びする様子を目の当たりにして、結婚・妊娠・出産って、とてもステキなことかもしれないという意識へ変化しました。クライアントと一緒に私も大きく成長したせいか、当時からつきあっていた主人と結婚し、妊娠出産、卒業してからの5〜6年で一気に人生が変わりました。

私はカパの質を持っているので、妊娠により体重増加、むくみ、冷えなどが酷くなることが予想されましたが、アーユルヴェーダのセルフケアを続けたおかげで、軽やかな状態を維持することがました。お陰様で出産の前日まで毎日3時間の犬の散歩も欠かすことなく、元気な妊婦ですごすことができました。

女性のためにアーユルヴェーダを伝えたい

このような経験をふまえ、産後は女性の問題で悩んでいる方たちのために活動しようという想いを強くしました。そのため「マタニティケアリスト」の資格も修得しましたし、自分の経験を役立てることができたらと思っています。ゆくゆくは中医学も取り入れ、多角的にアプローチしたいと思っています。様々な自然療法を選べて受けることができる施設があったら最高ですよね。いつか実現してみたい夢の一つです。

これから入学する方たちへ

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私は土曜日クラスに在学しました。クラスメイトは、同じように平日をフルタイムでしっかり働きながら通う人たちでした。同じような境遇で頑張る仲間たちだったので、お互い助け合って全員で学びとおすことができました。カレッジに通うことで、一生繋がっていられる仲間に出逢えたことも、大きな財産となりました。また、山田校長はビジネスや経営の経験が豊富なので、そんな私たちのビジネスマインドを刺激してくれるような講義や話題を提供してくれました。

私がそうだったように、直感で入学を決めた人たちが多く、「新しいことを知りたい」「アーユルヴェーダの世界を広めたい」という想いが強かったようです。自分を癒したいがためだけに入学したというのとはひと味違っていました。勿論、それぞれの目的があって学ぶので、何が良くて何が悪いというわけではないので、どのようなきっかけであっても良いと思います。

現在7ヶ月になったばかりの娘の子育てを楽しみながら、大きく変化した自分の経験を通じて、これからも世の中の女性たちのために役立つセラピストとしての道を歩んでいきたいと思います。

 
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