TOP > 山田泉校長のブログ > 人は愛を求めて生きています☆

私たち人間が持っている、本質的で最も大切な心の欲求は何でしょうか?   それはズバリ「愛」と私は思っています。

「愛」とは、人を思いやったり、大切に思って慈しんだりする特別な情緒的な結びつきです。これは動物や自然に対してもおよびます。また、人は慣れ親しんだ人や物事に深く魅かれるだけでなく、離れがたく感じることもあります。これを「愛着」と言います。

親の子に対する愛情、男女の愛情を考えると、まさしくそういった愛、そして愛着の状態がわかりますね。

さて、何で人間、さらに動物にとって、「愛」が必要なのでしょう。

 そもそも私たち人間のもっとも根源的な生物としての欲求は、生きていたい、存在し続けていたいという欲求です。この生存欲求というのがあることで、人間世界は、これだけ発展してきたわけです。

 

一人一人の人間が、生きるというのは、安全な環境で安心して暮らし、十分な食物を食べ、睡眠をとって元気を回復して、それを毎日繰り返していくことです。もちろん、呼吸や排泄もきちんと行いながらです。

では生まれたての赤ちゃんはどうでしょう。たいていの赤ちゃんは、泣きながら、苦しそうな顔で誕生します。泣くことによって、肺呼吸を開始するのですが、お母さんのお腹の中で栄養と酸素を十分に与えられ、完全に守られた環境から、この世に出て、環境が激変するわけですから、その不安から泣きながら、苦しそうな顔をしているようにも見えます。

 泣いていた赤ちゃんも、満面の笑顔のお母さんに抱かれ、喜びで輝く家族に見守られると安心してか安らかな顔で寝つきます。そしてお腹がすくと泣いてお乳を求め、お腹がいっぱいになるとまた安らかに眠ります。このように、人は一人では栄養も排泄も何一つ自分では何もできない状態で「生かされる」ことからスタートします。

親から慈しみ大切にされるという愛情を得て、安全安心な環境で、栄養を与えられ、たくさんの睡眠をとって、すくすくと成長を開始します。

逆の表現をするならば、   乳幼児が泣くのは、「愛情がほしいよー、足りないよー」というサインの場合もありますね。私たち人間は、優しく丁寧に抱かれる、笑顔満面のまなざしを注がれる、空腹を満たしてくれる、快適な環境を与えてくれる、などの親の愛情を受け取って、愛されているという欲求が満されて成長していきます。

 人として、生き続けていくには、エネルギーや肉体をつくる栄養だけでなく、愛情に満ちた環境が発育にとても大切なのです。愛情に満ちた環境と、心身の成長に不可欠な成長ホルモンやセロトニンの分泌が関連しているからです。

私たち人間の本質的で最も大切な心の欲求は「愛」であるというのは、シンプルに考えて、私たち人間の誕生と成長からみても当然のことですね。

 私は、健康目的のカウンセリングの場で、ご両親との関係を聞くことがあります。健康に心配がある方々には、「関係は良好」と答える人は、実はそれほど多くはないのです。

今、もっと健康になりたいと思っている方、ぜひ「愛」について、両親について、じっくり考えてみてください。

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