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概要

アーユルヴェーダとは約5000年以上の歴史のある伝統医学であり、生命科学と訳されます。当ページでは、アーユルヴェーダの歴史や治療法、健康法、体質診断などアーユルヴェーダの基礎を徹底解説します。コラムを参考に生活に取り入れ、毎日を健康で幸福に過ごしましょう。

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アーユルヴェーダでは、私たちの心と体の体質を3つのドーシャの組み合わせによって判定し、傾向をチェックします。それをもとに、日々の生活や季節に適した鎮静療法や浄化療法を行いながら健康を維持増進し、病気の予防を図るのです。このようにして時代とともに進化・発展してきたアーユルヴェーダは特にアンチエイジングの分野に長けています。肉体も精神もその状態を維持して、人生100年時代をいかに健康で幸せに生きるかは人類の課題ですが、そのサポートをしてくれるものとしてアーユルヴェーダの若返り法に期待するところが大きいです。
現在の日本では、アーユルヴェーダを提供する医療機関は数少ないものの、アーユルヴェーダを学べる学校や体験できるアーユルヴェーダサロンが年々増えつつあります。また、欧米では、現代医学とアーユルヴェーダや中国医学などの統合医療が主流になりはじめました。将来的には日本の医療機関でもアーユルヴェーダのアンチエイジングや健康増進法、ストレス解消法などを提供する医療機関が増えてくることでしょう。

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アーユルヴェーダの基礎理論

アーユルヴェーダの理論ではアーユルヴェーダの歴史や健康の定義について詳しくご紹介していきます。

アーユルヴェーダの歴史

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アーユルヴェーダは約5000年前にインド・スリランカで発祥した世界最古の伝統医学です。その後、長い年月をかけて理論体系が構築されていきますが、その中心にあるのは、ヴェーダとそこから発展したインド6派哲学にあります。ヴァーダは、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂されたの哲学の総称です。「リグ・ヴェーダ」をはじめ「サーマ・ヴェーダ」「ヤジュル・ヴェーダ」「アタルヴァ・ヴェーダ」の4つのから構成されますが、その中でも生命に関する知識を集大成したのが、「アタルヴァ・ヴェーダ」のウパ・ヴェーダであるアーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダは現存する伝統医学の中で最も歴史のある医学であり、中国医学やユナニ医学はじめ、ギリシャ医学、チベット医学など多くの伝承医学にも広く影響を与えたと歴史上推定されています。
一般的に、伝承医学は人類の試行錯誤によって体系化されるものですが、アーユルヴェーダは宇宙創造神であるブラフマ神が自らの発達した創造力で創ったといわれています。内科学と外科学に優れたアーユルヴェーダは、神から神に、そして人間に伝えられ、今でも世界中の人々の心身の健康を支えている生命科学なのです。

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダとは、世界最古の伝統医学でありながら、現代でも脈々を受け継がれており、西洋医学の補完代替医療としての役割を担っているのが現状です。
サンスクリット語のAyuhアーユス(生命・寿命)とVedaヴェーダ(科学・知識)を合わせた言葉からなっていて、「生命科学」と訳されます。現代的な表現をすれば、ライフサイエンス。つまり、アーユルヴェーダとは病気の治療のことばかりを問題にしているのではなく、日々の生活における、病気の予防や健康の維持増進などを目的とした科学なのです。

アーユルヴェーダにおける健康の定義

ディナチャリア
WHO(世界保健機関)では、「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。」と定義しています。一方で、アーユルヴェーダは、古代の文献において、すでに以下のように健康の定義を明示しています。そもそも健康とはどのような状態のことを言うのでしょうか。
健康とは
バランスのとれたドーシャ(生命エネルギー)、
バランスのとれたアグニ(消化力)、
バランスのとれたダートゥ(組織の要素)、
正常に排泄されたマラ(排泄物)、
汚れのないアートマ(意識)、インドリア(感覚器官)、マナ(精神)のことである。

この定義から分かるように、肉体が健康な状態であっても精神が病んでいる状態では健康とはいえません。生命に必要な肉体、感覚器官、精神、魂が全て健康であることがポイントなのです。
すなわち、アーユルヴェーダは自分の体の状態と心の状態を平易な言葉で解説し、個人の体質に応じて生活をするコツを説いていると言っても過言ではありません。それだけではなく、1日の時間帯、季節、年齢などの時間的要因によっても生じる体と心の変化を法則に従って理解させてくれ、対処法まで教えてくれる、「生き方の智慧」なのです。

「健康とは何か〜肉体的、精神的、社会的影響から自分を守るケア方法〜」

ここでは、健康の定義で説明されているドーシャ、アグニ、ダートゥ、マラなど、アーユルヴェーダにおける重要なキーワードを解説していきます。

ドーシャ(生命エネルギー)とは

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ドーシャとは、サンスクリット語で「不純なもの」「増えやすいもの」などというのがもともとの意味です。生体エネルギー、あるいは生命エネルギーと呼ばれています。中国医学の「気・血・水」に相当するものと言っていいでしょう。
アーユルヴェーダにおいて、自然界のすべてのものを構成しているのは「空」「風」「火」「水」「土」のパンチャマハブータ(5つの基本要素)であると考えられています。それらのバランスによって「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の3つに「ドーシャ」ができています。
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ヴァータは空と風の要素から構成されていて、軽性・冷性・動性・乾性などの性質があります。体内では、運動エネルギーとして運搬や循環、異化作用、思考などの活動を担っているエネルギーです。ヴァータが増加しすぎた場合、体内の風のエネルギーが増加し、体が冷えたり、乾燥したりします。
ピッタは、火のエネルギーで、火と水の要素から構成されています。主な性質は熱性、鋭性、軽性、油性などです。体内では、変換エネルギーとして代謝や消化の働きを助けているエネルギーであるといわれています。ピッタが増加した場合、火のエネルギーが増加し、皮膚に炎症が起きやすくなったり、下痢になりやすくなったりするでしょう。
カパは、水と地の要素から構成される水エネルギーです。重性、遅性、冷性、油性、安定性などの性質が備わっています。体内では、結合エネルギーとして、構造や体力を維持する同化作用を担っているエネルギーです。カパが増加した場合、水のエネルギーが増加し、全身のだるさやむくみが生じるほか、たんや鼻水が出やすくなります。
これら3つの働きがバランスを保っていれば、循環や代謝、形成が順調に行われ、健康な体を維持することが可能です。すなわち、ドーシャは、生命を維持するために重要な役割を担っていると考えられています。
アーユルヴェーダでは、現在の体の状態をドーシャのアンバランスに着目し、プラクリティ(生まれつきの性質)とヴィクリティ(現在の体調)の2種類を捉え診断しています。
プラクリティはその人の本来の状態です。生まれながらに持ち合わせている体質のことで、生涯変わることはありません。3つのドーシャの組み合わせによって、7種類に大別されます。ヴァータ体質、ピッタ体質、カパ体質のように、単一のドーシャが優勢であることは稀で、ほとんどの人は2つのドーシャが優勢な複合体質(ヴァータ・ピッタ体質、ヴァータ・カパ体質、ピッタ・カパ体質)です。そして、最も稀に見られるタイプがヴァータ・ピッタ・カパの3つが同じ割合になっている体質といわれています。
一方、ヴィクリティとは、ドーシャが過剰になって乱れた状態のことです。つまり、現在のドーシャのバランスの状態と本来の体質のドーシャのバランスとのズレに相当します。
たとえば、ヴァータ・プラクリティ(体質)はヴァータが増悪しやすい人ですので、ヴァータが過剰になりやすい傾向があります。しかし、ヴァータ・プラクリティの人であっても、運動不足や甘いものの食べ過ぎといったカパを増加させるような生活をしていると、カパ・ヴィクリティになり、もともとカパ・プラクリティ(体質)であったかのように勘違いされることもあるのです。
つまり、アーユルヴェーダが目指すのは、アンバランスの症状(ヴィクリティ)があればバランスを整え(治療)、再びバランスが崩れないようにして(予防)、さらには、そのバランスを向上させて幸せになること(健康増進)。
まずは、自分の内側で起こるドーシャの変化を感じ取ることからはじめてみましょう。アーユルヴェーダの法則に則って、休息や食事、運動、セルフマッサージなどを実践し調整していくと、バランスが改善され、心身の快適さを取り戻すことができるはずです。

消化と代謝の火「アグニ」とは

アグニとは、「消化の火」「代謝の火」などと訳され、胃内の消化液はじめ、体中の様々な変換を行っている酵素の持つエネルギーのことです。アーユルヴェーダにおける病気を理解する上で、特に重要なキーワードと言っても過言ではありません。
アグニの種類は13種類あるといわれています。胃で食べ物を消化する「ジャタラアグニ」、体中の細胞や特に肝臓で5元素(空、風、火、水、地)それぞれに働きかける「ブータアグニ」、7つのダートゥにそれぞれ働きかける「ダートゥアグニ」です。これらのアグニは、食べたものが代謝・分解されてダートゥを生成する過程で働いています。
また、アグニには4つの状態があるといわれています。不規則性のある「ヴィシャマアグニ」、鋭く速い「ティークシュナアグニ」、弱くて遅い「マンダアグニ」、安定して正常な状態の「サマアグニ」です。
アグニがサマアグニの状態であれば、組織はうまく生成され、オージャスを作り、体の免疫力が高まります。しかし、エネルギーのアンバランスなどによって、アグニが弱って消化が遅かったり、鋭すぎたり、不規則だったりすると、各組織の萎縮やアーマ(未消化物)の蓄積が生じ、病気などの引き金にもなるので注意が必要です。
さらに、アグニが消化するのは食べ物だけではありません。情報を消化して、自らの知識に変換したり、トラウマなど、心の経験を消化・解消する働きも担っています。つまり、アグニの不調は体のアーマの蓄積だけでなく、心のアーマの蓄積にも関係してくるのです。

体の組織要素「ダートゥ」とは

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体の組織要素「ダートゥ」とは、サンスクリット語で体の組織要素のことです。アーユルヴェーダでは、アグニによって消化・吸収された食べ物の栄養分は、ラサ(血漿組織要素)→ラクタ(血液組織要素)→マーンサ(筋肉組織要素)→メーダス(脂肪組織要素)→アスティ(骨組織要素)→マッジャー(骨髄組織要素)→シュクラ(生殖器組織要素)の順で組織要素を生成するといわれています。

ラサとは、サンスクリット語で血漿組織要素のことです。栄養が満たされると、体と心に喜びや満足感を与えます。一方、ラサの栄養が減少すると、疲労感や筋肉痛、頭痛を生じやすくなったり、生理痛やPMSの原因なったりするでしょう。心の面では、人を疑い深くなったり、挫折感や欲求不満を感じやすくなったりするといわれています。

ラクタとは、サンスクリット語で血液組織要素のことです。血液は私たちの生命を支えたり、酸素を運んで体内に循環させたりする働きがあります。そのため、栄養が満たされることで、心に精神力やエネルギー、やる気をもたらす働きがあるのです。一方、血液の栄養が減少したり、汚れると、身体面においては、乾燥やニキビ、吹き出物が気になるようになり、精神面においては、イライラや怒りの原因になります。

マーンサとは、サンスクリット語で筋肉組織要素という意味です。筋肉は体を覆い、包み込む働きがあるため、栄養が満たされることで、心に安心感を与えます。一方、栄養が減少し、筋肉組織要素が減少すると、筋肉が痩せて体が弱くなり、精神面においては、孤立感をもたらしたり、物事を組み立てて考えられなくなったりする原因になるでしょう。

メーダスとはサンスクリット語で脂肪組織要素のことです。栄養が満たされることで、愛情が湧いたり、コミュニケーション能力が高まったりします。しかし、それが過剰になると、体重増加や体臭、脂性肌の原因になるので注意が必要です。だからといって、過度なダイエットなどによる脂肪の不足は、体力の低下や愛情の喪失を引き起こします。適度な脂肪分は体にとっても心にとっても必要な栄養素です。過度の脂質制限ダイエットは控えましょう。

アスティとはサンスクリット語で骨組織要素という意味です。骨は体を支えて形を保つ働きがあるため、栄養が満たされると、心にも安定感や強さを与えます。一方、栄養が減少すると骨が弱くなり、姿勢悪化や関節の変形、骨粗しょう症の原因となり、心も不安定にするので注意が必要です。

マッジャーとは骨髄組織要素のことを指します。心や体を満たす組織要素であり、栄養が満たされると、自己がしっかりし、精神的に落ち着くことが可能です。一方、不足すると手足にしびれや、脱毛、白髪、クマ、疲労感などの症状を引き起こします。精神面においては空虚感や悲壮感を与え、頭が空っぽになり集中力が低下することもあるでしょう。骨髄組織要素を減少させる主な原因はストレス。ヨガや瞑想、マッサージなどがストレス発散やリラックスに効果的です。

シュクラとは生殖器組織要素のことを指します。栄養が満たされることで、胎児を作り育む働きが高まり、精神面においては、想像力や発想力、性欲をアップさせるのが主な働きです。一方、生殖器の栄養が不足すると、免疫力が低下し、不眠症や不妊、性欲減退の原因に。発想力や想像力も低下します。

これらの組織要素が順に満たされることで、体の活力素であるオージャスを作り、増やすことが可能です。オージャスは、ドーシャ(生命エネルギー)のバランスを維持させ、ダートゥ(組織要素)の変換を助け、免疫力を高める働きを持っています。

つまり、心身に良い食べ物と良い消化力(アグニ)が、良い組織要素(ダートゥ)を作り、免疫力(オージャス)を高め、活力のある心身を作るのです。

体の老廃物「マラ」とは

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マラとはアグニの変換の過程で発生する老廃物のことです。一般的に、プリーシャ(便)、ムートラ(尿)、スウェーダ(汗)の3つに分類されますが、これら以外にも爪や頭髪、体毛なども含まれています。

プリーシャ(便)の機能は身体を支えることです。しかし、アグニの不調などが原因で便が増加すると、下腹部の膨満感や痛みが現れます。一方、便が減少した時は、ガスがたまって音を立てたり、腸がねじれて回転したりするのが特徴です。

ムートラ(尿)には、体の水分を外へ出す機能があります。尿が増加すると膀胱が痛くなり、排尿しても排尿した感覚がなくなるのが特徴です。逆に尿の減少は、排尿が困難になったり、排尿時に出血したりするなどの症状がみられます。

スウェーダ(汗)の機能は身体の水分のバランスを保つことです。発汗の著しい増加は、悪臭や皮膚のかゆみの原因になります。一方、アーマが患部に詰まることなどが原因で発汗が減少すると、抜け毛や皮膚のひび割れだけでなく、病気を引き起こす原因になるので注意が必要です。

マラ(老廃物)は、体にとって悪いものではありません。マラが正しく作られる状態は、身体のバランスが整えっているということ。つまり、健康のバロメーターです。また、頭髪や爪などを健康にしたい場合は、マラ(老廃物)の生成を順調にする必要があり、アーマを溜めないライフスタイルを実践すると良いといわれています。

体内に張り巡らされている管「スロータス」とは

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スロータスとは体に張り巡らされた管のことであす。植物で言えば、体中に水分と養分を運ぶ葉脈、人間であれば、血管、リンパ管、消化管、神経など、管状になっているものすべてを指した呼び方です。アーユルヴェーダにおいて、体中には、数え切れないほどの管があり、栄養素や血液などはスロータスを通って運ばれているといわれています。スロータスの中でも代表的なものは13種類あり、最も重要なのが「プラーナ・ワハー・スロータス」です。呼吸で取り入れた酸素を心臓に運び、体に循環させる働きをしています。他にも、細胞内外に張り巡らされている「ウダカ・ワハー・スロータス」や消化器(口→食道→胃→小腸→大腸)を繋ぐ「アンナ・ワハー・スロータス」、7種類の「ダートゥ・ワハー・スロータス」、3種類の「マラ・ワハー・スロータス」のがあり、それぞれの働きや役割があります。

エネルギーバランスの変化やアーマの蓄積などは、スロータスにも影響を及ぼし、さまざまな問題(病気)を引き起こすので注意が必要です。代表的なのが「アティ・プラヴルッティ」、「サンガ」、「ヴィマールガ・ガマナ」、「グランティ」の4つの問題です。アティ・プラヴルッティは、スロータスによって運ばれるものが過剰になり、下痢や多汗の原因になります。

サンガはその逆で、スロータスがふさがり、運ばれるべきものが十分に運ばれなくなる状態です。末端冷え性ドライアイなどの症状を引き起こします。

ヴィマールガ・ガマナは、運ばれるべきものが間違った方向に運ばれる、もしくはほかのスロータスに入ってしまう問題です。体のむくみや嘔吐などの症状が当てはまります。

そして、グランティは、スロータスに結節や腫瘍ができ、モノの流れが止まってしまう状態です。静脈瘤や痔ろうなどを引き起こす原因になります。

少し体が変だなと感じたら、スロータスの異常が原因かもしれません。また、スロータスはアグニの変換の過程で発生する老廃物(マラ)を排泄し、健康的な体を実現させるためにとても大切です。さらに、スロータスを若返らせることは見た目の美しさにも大きく影響を与えます。白湯で体を温めたり、オイルトリートメントで循環を高めたりするなど、アーユルヴェーダの実践が効果的です。

体の毒素「アーマ」とは

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アーマとは、サンスクリット語で未消化物(毒素)のことです。食事をすると、食べ物はアグニの作用で消化・吸収され、身体を作る栄養になります。また、消化の過程で老廃物として分類されたものは、マラ(汗、尿、便)などになり、スロータス(管)を通って体外に排出されるのが私たちの体のメカニズムです。

ところが、ドーシャが過剰になり乱れると、アーマが生成され、取り入れたものが毒素として体に溜まり、すべての病気の原因になります。

アーマは身体的にも精神的にも影響を及ぼす心身にとっての毒です。蓄積すると、代謝機能の低下や、食欲不振、倦怠感、生理的欲求の欠如、痛みなどの影響を心身に及ぼします。アーユルヴェーダの食事法やディナチャリアを実践し、アーマをできるだけ溜めずに排泄していきましょう。

心の性質「トリグナ」とは

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アーユルヴェーダでは、体のエネルギーである「ドーシャ」に対して、心の基礎となる性質のことを「グナ」といいます。グナには「サットヴァ」「ラジャス」「タマス」という3つの性質があり、3を意味する「トリ」という言葉をつけて「トリグナ」と呼ばれています。

サットヴァは純粋性という意味であり、増大すると体のドーシャのバランスを整え、精神的に愛情や優しさなどをもたらします。なぜなら、心と体は、心身相関になっているためです。

一方、ラジャスとタマスは、増えると体に害を与える特徴があり、メンタルヴィクリティといわれています。

ラジャスの性質は激性。ヴァータとピッタを増加させる働きがあります。増大すると、落ち着きがなくなったり、怒りの感情が表れたりするのが特徴です。

タマスの性質は惰性のため、カパを増加させる働きがあります。増大すると、精神的に重さや無気力さを生み出し、抑うつ的、閉鎖的になり、ねたみや恨みの感情に溺れてしまう傾向になりがちです。

このように、トリグナのバランスの乱れは、ラジャスとタマスの過剰により起こります。心がサットヴァに富んだ状態であれば、身体によいものを心から欲するようになり、ドーシャのバランスが整うため、心身ともに健康でいることが可能です。サットヴァを高めるためには、メンタルアーマ(未消化物)の浄化、つまりは、メンタルストレス対策が必要であるといえます。代表的な方法としては、瞑想やマインドフルネスの体験、自然に触れる、オージャスを増やすことなどです。アーユルヴェーダは、そのための食事法ヨガ、ディナチャリアの実践などに富んだ智慧ともいえるでしょう。

※アーユルヴェーダの食事法について、さらに知りたい方はこちらをご覧ください。

体の免疫力を高める「オージャス」とは

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オージャスは心身の「活力素」と訳されるエネルギーです。ドーシャのバランスを維持させて、ダートゥ(組織要素)の変換を助け、免疫力を高める働きを持っています。

オージャスの減少原因は主に、アルコールとタバコ。特にアルコールの性質はオージャスとは真逆であり、打ち消し合ってしまうので、飲み過ぎは控えましょう。されに、疲労や乾燥などの身体的問題や、ストレスによる不安、心配などの感情面もオージャスの減少に影響してきます。

オージャスが作り出されるのは、ダートゥの変換の最終過程です。その過程を高めるためには、食べ物や心の消化力(アグニ)を高め、身体中に栄養を行き渡らせるスロータスの循環を良くし、マラ(老廃物)を排泄して、アーマをつくらないようにすること。

そうすることで、自然とドーシャのバランスが整います。また、これらに加えて、ラサーヤナ(若返り法)を行うことで、オージャスをさらに増やすことが可能です。

アーユルヴェーダの体質の考え方

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アーユルヴェーダでは、私たちの心と体の体質を3つのドーシャの組み合わせによって7種類に大別しています。自身のドーシャのバランスを判定し、傾向をチェックすることで、心身に現れる反応の特徴を知り、健康維持や病気の予防に役立てることが可能です。

アーユルヴェーダ体質診断

ヴァータ体質の心身の特徴

vヴァータ体質の特徴は、軽さや冷たさ、動性が強く現れることです。型にはまらない柔軟性と行動力を持ち合わせています。

体型は痩せ型。骨格が細くて小さく、太りにくいのが特徴です。身長は極端に高いか低いか。肌は薄く乾燥しています。暑さを好み、日焼けは気になりません。髪の毛は、密度に不規則さがあり、割れやすく、くせ毛。目はいつも眠たそうで小さな目をしています。唇は薄く、乾燥していて、冬は割れやすいでしょう。歯の大きさは不規則で、歯並びが悪いのが特徴です。

精神面においては、新しいものや変化を好み順応が効くタイプです。発想力や創造力に長けていて、理解力が良く、活発。コミュニケーション能力が高く、ムードメーカー的存在です。

しかし、心のエネルギーであるラジャスが増加し、ヴァータのバランスが崩れると、気分が変わりやすく、せっかちになりがち。また、不安感が強くなり、緊張しやすくなります。集中力も落ち、忘れっぽくなることもあるでしょう。

ピッタ体質の心身の特徴

pピッタ体質の特徴は、熱性と鋭さ、強烈さです。情熱的な火のエネルギーとそれを調整する水の力を併せ持っています。

体型は、骨格に適した筋肉と体重があり、スタイルが良いのが特徴です。皮膚はやや油っぽく、赤くなりやすいでしょう。暑さや日焼けに弱く、寒さを好みます。髪の毛はストレートで赤みがかっているのが特徴です。男性ホルモンが多く分泌されるため、若白髪や抜け毛の傾向があります。体臭も気になるでしょう。目は鋭く、目力があります。視力が良く、疲れると充血しやすいです。歯は大きく、犬歯が鋭いでしょう。唇や舌は赤く、歯茎から出血しやすいのが特徴です。

精神面においては、知的で情熱的。記憶力が良く、集中力もあり、チャレンジ精神が旺盛なため、リーダーに最適です。しかし、心のエネルギーであるラジャスが増加し、ピッタのバランスが崩れると、短気で怒りっぽい気分になります。完璧主義かつ批判的になり、見栄や嫉妬心が強くなるのが特徴です。

カパ体質の心身の特徴

kカパ体質の特徴は、安定と重さ、滑らかさです。大地のようにどっしりと構えた安定感があります。

体型は骨格が大きく、身長は低め。体重は重く、食べなくても太りやすいのが特徴です。皮膚は白く綺麗でしっとりしています。日焼けにも強く、湿度や温度の変化に困りません。髪の毛は黒く、密度があり、丈夫。目は大きく、潤いがあり、綺麗な目をしています。歯は白くて大きく、形が揃っているため、歯並びが整っているのが特徴です。

精神面においては、寛大さと穏やかさに溢れていて、献身的です。優柔不断で決断が遅いけれど、決めたら最後までやり抜く集中力と継続力が備わっています。物覚えはあまり良くないものの、覚えたことは忘れない記憶力があるタイプです。しかし、心のエネルギーであるタマスが増大して、カパのバランスが崩れると、こだわりが強くなり、頑固になりがちです。やる気がなくなり、抑うつ状態になることもあります。独占欲が強くなり、愛情に溺れがちになる傾向があるのも特徴です。

ヴァータ・ピッタ体質の心身の特徴

vpヴァータ・ピッタ体質の方は、ヴァータの創造性とピッタの意欲の強さを持ち合わせた性格の持ち主です。

ヴァータとピッタに共通する性質は「軽さ」。行動力と適応能力があり、友好的です。食欲が旺盛で大食いをする傾向がありますが、すぐに胃腸の調子が悪くなります。暑さにも冷えにも弱いため、晩秋から冬にかけるヴァータの季節と、夏から秋にかけるピッタの季節には体調を崩しやすい傾向です。この時期は普段より体調管理を心がけましょう。

ヴァータ・カパ体質の心身の特徴

vkヴァータ・カパ体質の方は、平和主義であまり怒らないタイプです。しかし、ヴァータとカパの性質が相反するため、分裂した精神状態になりやすい傾向もあります。決断をする際はすぐに結論を出すのではなく、下調べをしっかりしてから決めるようにするといいでしょう。

ヴァータとカパに共通する性質は「冷たさ」。したがって、心も体も冷えに弱いのが特徴です。冷え性や便秘、気管支炎などに気をつけましょう。晩秋から春にかけて弱いので、体をしっかり温めてください。

ピッタ・カパ体質の心身の特徴

pkピッタ・カパ体質の方は、ピッタの持つ抜かりのなさと、カパの持つ安定感で、どの分野においても成功する人が多いタイプです。

肉体的にも、カパの持つ体力と、ピッタの持つ代謝の良さにより、暑さ寒さも関係なく強くて丈夫。精神面においても、ピッタとカパの性質が中和され、安定感があります。しかし、自信過剰であったり、自己満足に陥ったりすることが多い為、仲間を作りにくいでしょう。ストレスがある状況では、自らを緊張させ、厳しく追い詰める傾向もあります。

ヴァータ・ピッタ・カパ体質の心身の特徴

vpkすべてのドーシャが同じ割合になっているこの体質はとても稀で、すべてのドーシャ良さを表現出来る理想的な体質です。免疫力が高く、健康で長寿な特徴があります。しかし、他方では、すべてのドーシャが乱れやすいため、とても繊細で敏感です。体型も精神面もバランスが取れていて病気にもなりづらいですが、どの季節にも体調が悪くなることがあり得るので日々の生活の中で体調を整えることを意識していきましょう。

単体の体質の方に比べて、複数のドーシャが合わさった複合体質の場合、季節や時間帯によって優勢なドーシャが変化するため、アンバランスになりやすいのが特徴です。個性においても、いずれのドーシャの長所と短所を兼ね備えています。自分の体の状態を把握し、適した食事や運動、睡眠などを取り入れていきましょう。

アーユルヴェーダの治療法

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アーユルヴェーダにおける治療方法は鎮静療法(シャマナ)と浄化療法(ショーダナ)の2つに大きく分けられます。

鎮静療法(シャマナ)とは

鎮静療法(シャマナ)は、食事や運動などといった日常生活の行動をコントロールして、増加したドーシャを鎮め、バランスを整えていく健康法です。ドーシャの性質には、「ドーシャのもつ性質と同じ性質のものをとるとそのドーシャを増やし、反対の性質のものがそのドーシャを減らす」という大原則があります。これに従えば自分自身で鎮静療法を行うことができます。

ドーシャが蓄積・増悪してから拡大し、病気へと発展するまでにはいくつかの段階があります。発病に至るまでの段階でもドーシャの大原則を活用した鎮静療法を行うことにより、健康増進や病気の予防をすることが可能です。

さらに治療における鎮静療法には、ディーパナ・パーチャナ(食欲、アグニを高めて、アーマを消化)、絶食療法、絶水療法、運動療法、日光浴療法、風浴療法などがあり、体力やヴィクリティの状態で選択していきます。

浄化療法(ショーダナ)とは

浄化療法(ショーダナ)とは、病気が発症した後の段階に医療者によって行う治療のことです。排泄によって治癒を促すパンチャカルマなどを指します。パンチャカルマのパンチャはサンスクリット語で「5」とう意味であり、カルマは「行為」という意味です。5つの方法とは具体的に、経鼻法、催吐法、瀉下法、浣腸法、瀉血法のことをいいます。病気を根本から治すために推奨される治療法で、アーユルヴェーダのクリニックなどで行われています。滋養して与えるばかりではなく、前処置→中心処置→後処置の順でステップを追って体系的に浄化することを重視しているのが特徴です。

前処置では、まず、増悪したドーシャを自分の場所に戻すことからはじめます。体の外側はオイルマッサージアヴィヤンガ)を行い、内側はギーなどのオイルを内服して、組織や閉塞した通路に固まった毒素を油で削ぎ出します(油剤法)。その後、全身の蒸気浴などにより、発汗させることで通路を広げ、ドーシャや老廃物を溶かし、自分の場所に戻します。

中心処置では、前処置によって出てきた毒素を上記の5種類の方法で自分の座から排泄させます。浄化を受けた後の体は、体力や消化力が完全に低下した状態で回復が必要です。その期間の生活や薬草処方が後処置になります。

アーユルヴェーダでは、このようなパンチャカルマは、季節の変わり目に受けると良いと言われています。

アーユルヴェーダの健康法

アーユルヴェーダの目的は、「健康な人の健康を守ること」と「病気を治すこと」です。そのうち、健康な人の健康を守るために役立つ健康法は、「1日の過ごし方(ディナチャリア)」、「季節の過ごし方(リトゥチャリア)」、「道徳的な生き方(ダルマチャリア)」、「理想的な性生活(ブラフマチャリア)」、「若返り法(ラサーヤナ)」の5つの体系があります。

1日の過ごし方(ディナチャリア)

7ディナチャリアとは、体質や体調に適した生活習慣を送ることです。病気は薬で治すものという誤解のある現代、アーユルヴェーダでは、生活自体が処方になるとされています。なぜなら、ディナチャリアを実践することで、ドーシャのバランスが整い、オージャスに満ちた生活ができるようになるためです。

具体的には、朝の過ごし方、昼の過ごし方、夜の過ごし方があり、その日のドーシャのバランス度に相当する食事や運動、瞑想、マッサージなどの40項目を行います。

また、1日の時間帯にもヴァータ・ピッタ・カパの性質をもつ時間帯があるのも重要なポイント。1日24時間の中で、ヴァータ・ピッタ・カパの時間は、4時間ごとに交代し、1日2回転するという考え方です。

各ドーシャの時間は、そのドーシャが増えやすくなり、私たちの身体にもそのドーシャが増えるので、全体のバランスを崩しやすくなります。たとえば、10時から14時の間はピッタが高まるので、1日の中で1番消化力(アグニ)が強い時間です。この理論に従うと、昼食の量を多くし、夕食を軽くすると、アグニの力の変化に適した食事をすることができます。

また、1日の疲れがではじめる夕方(14時から18時)は冷性や動性を有するヴァータが増加する時間です。入浴で体を温めたり、セルフマッサージをしたりして、1日の疲れを癒すことで増大したヴァータを鎮静することができます。

そして、18時から22時はカパが増加しはじめる時間です。徐々に作業や行動がペースダウンしはじめ、体が眠りの準備をしはじめます。消化力も徐々に低下していくので、早めに軽い夕食をとってください。適度な散歩をすることで、増加したカパを減らし、消化力や代謝力を高めることが可能です。

また、このカパの時間のうちに眠りにつくことで、22時以降のピッタが増加する時間に肌や体の新陳代謝が高まり、心身の疲れを取り、修復してくれます。

このように、日常生活でできることのほとんどは鎮静療法になりますが、その積み重ねが健康状況を左右することは、現代の研究からも明らかです。

※誰でも簡単に実践できるディナチャリアについて詳しくはこちら

季節の過ごし方(リトゥチャリア)

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リトゥチャリアとは、季節の変化に応じた理想的な過ごし方のことです。ドーシャのバランスは季節の変化によって影響を受けるため、時期に応じて生活の仕方は変えていかなくてはなりません。

アーユルヴェーダにおいて、の間に蓄積したカパドーシャが溶け出す季節。それが原因で花粉症や、眠気などの症状を引き起こすと考えられています。つまり、冬の間に体を温める食事や服装をこころがけたり、適度な運動を取り入れたりして、カパの蓄積を減らすことで、春の症状を軽減することが可能です。

夏から初秋にかけてはピッタドーシャが増大する季節。夏バテで消化力が低下したり、湿疹や下痢などの症状を引き起こしたりしやすくなる方が多いことでしょう。冷性のあるココナッツオイルを使用したボディマッサージを取り入れることで、体の熱(ピッタ)を溜め込まず、ピッタの症状を軽減することが可能です。

そして、の中頃からにかけてはヴァータドーシャが増悪しやすい季節がやってきます。乾燥や手足の冷えがきになる時期なので、体を保湿したり、温めたりすることが大切です。

つまり、アーユルヴェーダでは、心身が必要とするエネルギーは季節によって変化するため、それに応じた過ごし方の智慧を説いています。

ラサーヤナ(若返り法、アンチエイジング)

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若返り法、現代医学で言うアンチエイジングの分野はアーユルヴェーダの代表する分野と言っても過言ではないでしょう。

アーユルヴェーダにおいて、老化はオージャスの減少や日常生活の何気ない行動の中で引き起こされるといわれています。たとえば、過度な運動によって活性酸素を取り入れすぎたり、ストレスや心配事で精神的に苦しんだりするのも原因のひとつです。最近では、紫外線や放射線、空気汚染、農薬などの環境問題も指摘されています。

そういった中、肉体的にも精神的にも向上させ、基本的な寿命である100歳まで健康寿命を延ばすのがアーユルヴェーダにおけるラサーヤナです。

ラサーヤナでは、パンチャカルマ治療とその後に処方されるラサーヤナ薬の服用が中心的に行われます。また、アーチャーラ・ラサーヤナ(行動のラサーヤナ)を実践し、精神的あるいは行動医学的にライフスタイルの是正を行うことも重要です。これを実践することで、ラサーヤナ薬はいらないといわれているほど若返り効果があるといわれています。

もちろん、ディナチャリアやリトゥチャリアを実践し、毎日のドーシャの異常を整えたり、風のエネルギー(ヴァータ)の調整をしたりすることもラサーヤナです。

ドーシャは時間季節だけでなく、年齢によっても性質やエネルギーが移り変わります。0から25歳は体が作られるカパの時代であり、25歳から55歳までは競争心やエネルギーの高まるピッタの時代です。そして、55歳を過ぎると、ヴァータの時代となり、風のエネルギーが増大。新陳代謝の中でも異化作用が強くなり、体を乾燥させ冷やします。すると7つの組織要素(ダートゥ)の質や生理的な機能が低下し、オージャスが減少。このメカニズムが要因で私たちの体は老化していきます。体を冷やしたり、乾燥させたりしない食事や生活習慣を心がけた鎮静療法を心がけ、毎日の生活の中で風のエネルギーを整えていきましょう。

まとめ

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日本では、アーユルヴェーダの治療に保険がききません。そのため、アーユルヴェーダの治療を提供している医療機関は非常に少ないのが現状です。そんな中、アーユルヴェーダを学べるスクールや体験できるアーユルヴェーダサロンが年々増えつつあります。

また、欧米では、現代医学とアーユルヴェーダや中国医学などの統合医療が主流になりはじめていることから、将来的に、日本の医療機関でもアーユルヴェーダのアンチエイジングや健康増進法、ストレス解消法などを提供する医療機関が増えてくると考えられます。

アーユルヴェーダは、時代の変化とともに知識を積み重ね、これからも進化し続ける伝統医学であり真の生命科学です。これから先、どんな時代が訪れたとしても、個々人に適した治療法で、世界中の人の心と体を癒す医学として受け継がれていくでしょう。

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参考文献

上馬塲和夫・西川眞知子『新版インドの生命科学 アーユルヴェーダ』一般社団法人農山漁村文化協会、2017年

上馬塲和夫・西川眞知子『インド伝統医学で健康に!アーユルヴェーダ入門』株式会社地球丸、2006年

石井泉『思いが変われば運命が変わる』有限会社東宣出版、2015年

上馬塲和夫『アーユルヴェーダとヨーガ』株式会社金芳堂、2016年

V.Bアタヴァレー『アーユルヴェーダ日常と季節の過ごし方』稲村晃江、平河出版社、2009年

日本アーユルヴェーダ学会『インド伝承医学チャラカ本集総論篇』せせらぎ出版、2011年

イナムラ・ヒロエ・シャルマ、ハリシャンカラ・シャルマ『アシュターンガ・フリダヤム 印度医学八科精髄集 総論変』北斗書房

  • ★当スクール校長 山田泉著★

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