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TOP > 体験談 > 自分の心身が大きく改善したことがアーユルヴェーダセラピストになる自信に(木代明子さん)

木代明子さん 総合プロコース第17期卒業

アーユルヴェーダに出会ったきっかけを教えてください。

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作業療法士として働いていたある日、占いの勉強をしたくなってインド占星術を学び始めました。その中で、 “アーユルヴェーダ”という単語に出会ったのが最初のきっかけです。

当時の私は冷え、アトピー、生理不順を抱えていた上、とても疲れやすかったため、様々な自然療法(主に食事療法)を試していました。でも、どれを試してもあまりいい結果が出ませんでした。その時、ふとアーユルヴェーダのことを思い出したのですね。けれど、どのように実践したらいいのか判らなかったので、インターネットや書籍で体質診断をして自分の体質にあっているだろう食事法を試してみました。

自己流だったせいかあまり手ごたえは感じられませんでしたが、アーユルヴェーダの “体質は人それぞれ違うのでアプローチ方法も異なる”“食べたいものを消化できるなら食べても良い”という考え方が腑に落ちたのです。人に優しくて、その上合理的だと感じたため、もっと勉強したくなって、スクールに通うことを決意しました。

カレッジを選んだきっかけはどのようなところにありましたか?

一言でいえば、私にとってカリキュラムがとても良かったことです。アーユルヴェーダをアーユルヴェーダ医師からしっかり学べるだけでなく、解剖生理学や開業サポートまで手厚く、週に一度の通学で必要なことを一年間で学べるというのが魅力でした。

総合プロコースに入学する前に3カ月実践コースというのが設けられていて、全く初心者のわたしでもアーユルヴェーダに親しむきっかけを持てたのもひとつの理由です。このコースは、3カ月間でワークショップ、トリートメント、カウンセリングを受け、ホームケア方法も教わることができます。これによってアトピーがかなり改善されたのです。それに食欲のコントロールができるようになったせいか、なんと体重が4キロも落ちたのも驚きました。お通じも良くなって、体が軽くなりました。

3カ月のコースを終えた頃、疲れやすさはまだ残っていましたが、疲れと感情がリンクしなくなるという変化がありました。それまでは疲れるとひどく落ち込んでいたのですが、そうでなくなったのはかなり大きな変化だったと思います。このように、自分の心身が大きく改善したことが、総合プロコースに進んで、本格的にアーユルヴェーダセラピストになる学びを始める自信にもなりました。

総合プロコースで学んで良かったことはなんでしょう?

アーユルヴェーダの概念は元々日本にはないものですが、現在の日本で実践するために表現方法も工夫して伝えていただけるのは、カレッジの特徴ではないかと思います。例えば、アーユルヴェーダの原典をしっかりサンスクリット語で学びながら、あわせて日本語だとこんなニュアンスで、現代医学でいうところのこんな症状でというようにかなり実践的に教えていただけます。

山田先生を始めとする日本人の先生方、そしてスリランカ出身のアーユルヴェーダ医師のパーリタ先生から教わることができるのも大きなメリットのひとつ。

山田先生はずっと第一線で活躍されている方なので、目標・計画・アクションプランを立てることが苦手な私にとってはお手本でもあり頼りになる存在です。自分独りの世界では感じられないことも、山田先生と接することで視点が変わりました。

パーリタ先生は、仏教徒・ドクター・研究者・商品開発からスパ経営まで沢山の顔をお持ちで、アーユルヴェーダを現実世界へ応用することにも熱心でいらっしゃいます。アーユルヴェーダに関しては厳格ですが、愉しみの部分も持ち合わせていらっしゃるのがステキですよね。

総合プロコース卒業後、セラピスト生活を送るご自身にどのような変化を感じていますか?

おかげさまで、セラピストとしてお客さまと係わることで自分自身への学びを続けさせていただいています。例えば、日常を自分で整えることができるようになりました。つまり、体調や感情の微細な変化に気づいて軌道修正することができるようになったということです。このような日々の積み重ねで、人は病気になるリスクを減らすことができるのですよね。アーユルヴェーダの理論に基づいた生活は、一時的なことではなく、一生に関わってくることだと思います。

現在独立開業していらっしゃいますね。

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はい、2014年夏から自宅でサロンをしています。実は卒業した2013年に部屋を借りてサロンを始めたのですが、「自分が変わりたい」「自分が楽しくやりたい」という思いのみで始めたのであまりうまくいかず、すぐに部屋を引き払うことになりました。この経験から、“自分の人生全体をどうしたいのかを、ちゃんと見つめなおそう”と思いました。

自分の人生にとって、開業するということがどういうことなのか、どんなスタイルでやっていきたいのか、家族や友人との関係のバランスをどうしたいのか。そういうことを含めて、一度全部見直そうと思いました。家族との関係性が改善してからは、開業に対しての思いも変わりました。この時ようやく、人にどのように喜んでいただけるだろうか?と楽しく考えられるようになりました。

アーユルヴェーダを通じて、家族や社会全体と自分という存在がどう関わっていくのかということですね。このことは、今でも日々考えさせられることではありますけれど。

自分の人生を見つめなおす中で、様々な人に出会い、いろいろなことを学ぶことが出来ました。どんな人でも痛みや辛さ、疲れや、繊細な部分を抱えています。特に、頑張っている人ほどそういう部分を人に見せられないでいる、ということを目の当たりにしました。普段弱音を言えないような方が、弱みや痛みを正直に話す姿はとてもカッコいいし、魅力的だと思いました。

そんな誰もが抱えている心の重荷や痛みを安心して下ろしていただき、また元気になるためのステップになるような施術やアドバイスをしていきたいと思っています。

最後に医療従事者の立場から、西洋医学とアーユルヴェーダをどのように融合していこうとしているか教えてください。

現代西洋医学に従事している人たちは、大体が高校生ぐらいに進路を決め、20代前半まできつきつのカリキュラムをこなし、医療従事者になってからも、その専門分野の勉強に明け暮れる人が多くいます。自分や家族に、重大で、慢性的な健康の問題が生じない限り、なかなか他の医学やその視点に触れる機会もないですし、そうしようともあまり 思いつかないで歳を重ねます。

それはほんとうに勿体ないことだと、アーユルヴェーダを学んでみて改めてそう思います。作業療法士として働いていても、『ここでこの人にオイルマッサージが出来たらな~!』、『アーユルヴェーダの食べ物の考え方がもっと広まっていればな~!』と思うことが、ひんぱんにあります。

病気や健康の本質を学ぶということは、自分自身を知り、まずは自分を好きになる。次に、周りの人のことを理解し、家族や社会との関係を温かいものに変えていく。自分がアトピーを克服した経験からも、そういうことに尽きると感じています。病気・健康という事象を通して、自分や世界を知ること、体験することが病気や健康の本質を学ぶということです。現代医学に限界を感じてアーユルヴェーダを学ぶのも素晴らしい出会いだと思いますが、同時に現代医学も、できれば専門書で同時に、出来る範囲で学び続けて欲しいと思います。

アーユルヴェーダは素晴らしいものですが、それを現代日本で、調和的に広めるためにはやはりアーユルヴェーダを学ぶ側が、現代医学へのリスペクトや理解があることを示すことも大切だと感じています。例えば、医師法や薬事法を知り、きちんと守ることも大切です。ネートラタルパナやハーブの喫煙法を、医師でもないのにサロンメニューにしたり、ワークショップにしているところもありますがやはり医療従事者からすると、ハラハラします。

現代医学、アーユルヴェーダ。それぞれに素晴らしいところと、不向きなところとがあります。アーユルヴェーダは調和を説く学問でもあります。どちからだけが素晴らしい、と思わずに両方を調和させて、クライアントに技術や知識を提供できる人が増えることを願っています。また、自分もよりそうなれるよう、頑張っていきたいと思います。

サロン情報

アーユルヴェーダとインド占星術サロン さいたまのローヒニー
https://ayurvedanavi.jp/shop/rohini/


 
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