放棄の法則

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インド哲学の『ウパニシャッド』『バガヴァッドギーター』で 教えている人生の法則、6番目の法則。「放棄の法則」です。   放棄って、英語だと、give up ってことですが、 あまりガツガツしないで、あきらめて、 ゆるりとしなさいっていうこと?!ではありません。   人は、願いや意図をもって行動をおこしますが、行動を起こす前、 また行動している最中も、うまくいくだろうか?、続けられるだろうか? などなど、その結果がどんな風になるか、 気になってしようがありません。   「放棄の法則」とは、その行動の結果、行為の結果に対する 執着を捨てなさいということを言っています。 執着とは、一つのことにとらわれて、心が離れない状態です。 結果に執着して、結果にたどり着くまでの行動に 意識が向かなかったり、結果に対する不安からくる緊張で 身体がこわばり、思うような行動がとれなくなったりします。   例えばこういうことです。オリンピック選手がメダルを意識しすぎると、 演技に意識が集中できなくなる、 あるいは、筋肉が緊張して思うような演技ができなくなるので、 メダルを逃してしまうケースがあります。 そんなことにならないように、演技の結果ではなく、 演技そのものに意識を集中すること、演技を楽しむことを このインド哲学の「放棄の法則」では教えているのです。 人は、何で、行動を起こす前から、結果に執着するのでしょう? 執着は、恐怖や不安定にもとづいています。 行動をおこす前から、「思いどおりにならなかったらどうしよう」 という恐怖や不安でがんじがらめになった状態になってしまいます。   放棄とは、真の自分の力を信じることにより可能になります。 執着を手放すことは、自分自身の真の力へのゆるぎない 信頼にもとづいています。 手放すことによって、どんなものでも手に入れることができます。 逆に手放さないでいると、無力さや望みのなさ、絶望感などの 囚人になります。手放すことにより創造する自由が生まれます。 喜びと笑みを手にできます。   今日1日、無執着を実行してみましょう。 こうあるべきだという自分の考え方も放棄してみましょう。 行動をおこす前に結果を求めるのは、安全性と確実性を求めることで、 既知のものに執着していることを意味しています。 そこには発展がありません。 不確実とは未知のものであり、新鮮であり、可能性に満ちています。 今日1日、不確実であるということ、選択できる可能性を無限にもっている 状態で行動をおこしましょう。   既知のものへの執着を手放し、未知のものに足を踏み入れてください。 そうすると、すべての起こりえる可能性に対し、全力で立ち向かうことになる、 つまり不確実性だからこそ、無限の可能性があり、全力で立ち向かう状態と なり、全力で立ち向かえれば、当然結果がついてくる、 つまりそれがあなたにとっては、結果を出す安全策だと言えるでしょう。   放棄の法則を少し発展させた意味として、 皆さんがよく知っている古い中国の言葉、「人事を尽くして天命を待つ」 というのがあります。 行動する前から結果に執着していると、人事を尽くせないということですね。   結果が怖くて、最初の一歩が踏み出せない方、 意識を結果にむけるのではなく、 その最初の一歩だけに集中してみましょう。 いかがでしょうか、結構簡単に最初の一歩がクリアできたでしょう。
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